
「マーケボン」は、読売新聞広告局が広告主向けに刊行していた広報誌『OJO』の連載コラム。マーケター向けの書評をという依頼だったが、私は読書家ではないので、新刊に限らないなら……という条件で引き受けた。ワガママついでに、音楽の推薦盤も本文に添える形で書かせてもらった。隔月刊で、2009年度~2016年度の全48回。
なにしろ昔の仕事なので、原稿が散逸してしまった。見つかった回からアップしていく。見返すと、音楽の推薦盤の記述を毎回つけていたのはVol.7までで、それ以降は(いくつかの例外をのぞいて)音楽まで選んで書く余裕がなくなっていたようだ。Vol.8以降については、今回のアーカイブ化にあたって音楽のことなどを必要に応じて加筆することにした。
また、当時の見開きページのデザインは毎回デザイナーの阿部さんにやっていただいた。10年以上経過して素材の使用許諾がどうなったか不明なものもあるので、題字を残して、写真や画像はすべて選び直した。(2026年4月)
- 2009年度
- Vol.1 : 時には空を眺めてみよう
『現代社会の理論―情報化・消費化社会の現在と未来』(見田宗介/岩波新書)
- Vol.2 : 初めて自転車に乗れた、あの感覚
『青空人生相談所』(橋本治/ちくま文庫)
- Vol.3 : 変化するもの・しないもの
『逝きし世の面影』(渡辺京二/平凡社ライブラリー)
- Vol.4 : 「ティップス」は「技術」ではない
『調べる技術・書く技術』(野村進/講談社現代新書)
- Vol.5 : マーケティングには何ができないのか
『人間臨終図巻』(山田風太郎/徳間書店)
- Vol.6 : マーケターはなぜ胡散臭いのか?
『精神分析入門』(ジークムント・フロイト/新潮文庫)
- 2010年度
- Vol.7 : 「ひとりになる」ことの大切さ
『〈子ども〉のための哲学』(永井均/講談社現代新書)
- Vol.8 : キレイな手
『吉本隆明1968』(鹿島茂/平凡社新書)
- Vol.9 : ネット調査時代のマーケターたちへ
『「社会調査」のウソ』(谷岡一郎/文春新書)
- Vol.10 : 邂逅
『これからの「正義」の話をしよう』(マイケル・サンデル/早川書房)
- Vol.11 : リスペクト
『誰か「戦前」を知らないか』(山本夏彦/文春新書)
- Vol.12 : 「感じ」を感じる
『日本語 語感の辞典』(中村明/岩波書店)
- 2011年度
- Vol.13 : 「日本人の特殊性」について
『絶望の精神史』(金子光晴/講談社文芸文庫)
- Vol.14 : 「RIGHT」という直観
『チベット旅行記』(河口慧海/講談社学術文庫)
- Vol.15 : 白黒のすすめ
『ウォールストリート・ジャーナル式 図解表現のルール』(ドナ・M.ウォン/かんき出版)
- Vol.16 : 楽しむのはあなたじゃないよ
『マンガ家入門』(石森章太郎/秋田書店)
- Vol.17 : 顔文字わかる?(;´Д`A
『「いき」の構造』(九鬼周造/岩波文庫)
- Vol.18 : 一変しないから難しいのだ
『災害ユートピア』(レベッカ・ソルニット/亜紀書房)
- 2012年度
- Vol.19 : 現物の凸凹に向き合う
『マイルスを聴け!』(中山康樹/双葉社)
- Vol.20 : 音声としてのプレゼンテーション
『小林秀雄講演』(新潮CD)
- Vol.21 : 〈読む力〉を涵養する
『高校生のための批評入門』(ちくま学芸文庫)
- Vol.22 : 芸術と実務の間
『翻訳夜話』(村上春樹・柴田元幸/文春新書)
- Vol.23 : 〈ジュリアナ東京〉と〈もつ鍋〉と
『明治大正史 世相篇』(柳田国男/中公クラシックス)
- Vol.24 : ステマ(笑)
『詐欺とペテンの大百科』(カール・シファキス/青土社)
- 2013年度
- Vol.25 : よい広告は優れた人間観察から
『徒然草』(卜部兼好/岩波文庫)
- Vol.26 : スタチスチク
『統計学が最強の学問である』(西内啓/ダイヤモンド社)
- Vol.27 : ビジネス戦略本の取扱説明書
『経営戦略全史』(三谷宏治/ディスカヴァー・トゥエンティワン)
- Vol.28 : 迷い込み
『ちくま哲学の森』(ちくま文庫)
- Vol.29 : 入門を楽しもう
『〈狐〉が選んだ入門書』(山村修/ちくま文庫)
- Vol.30 : 新人の季節に
『努力する人間になってはいけない-学校と仕事と社会の新人論』(芦田宏直/ロゼッタストーン)
- 2014年度
- Vol.31 : 田中先生のこと
『世代論のワナ』(山本直人/新潮新書)
- Vol.32 : こわい人
『おざわせんせい』(博報堂/集英社インターナショナル)
- Vol.33 : YMOになりたかった話
『Excel ビジネス統計分析』(末吉正成・末吉美喜/翔泳社)
- Vol.34 : 資本主義のイヌ
『太宰治全集』(ちくま文庫)
- Vol.35 : 〈そもそも〉について
『ここらで広告コピーの本当の話をします。』(小霜和也/宣伝会議)
- Vol.36 : スマホゲームにハマって……
『板谷バカ三代』(ゲッツ板谷/角川文庫)
- 2015年度
- Vol.37 : メンタル、大丈夫?
『手塚先生、締め切り過ぎてます!』(福元一義/集英社新書)
- Vol.38 : 顔
『OUT OF AFRICA アフリカの奇跡』(佐藤芳之/朝日新聞出版)
- Vol.39 : ラジオのチカラ
『ラジオのこちら側で』(ピーター・バラカン/岩波新書)
- Vol.40 : 〝わからない〟を大切に
『ペット・サウンズ』(ジム・フジーリ/新潮文庫)
- Vol.41 : 『映像の世紀』を年の瀬に
『もういちど読む山川世界史』(山川出版社)
- Vol.42 : ピラフって何ですか
『赤めだか』(立川談春/扶桑社)
- 2016年度
- Vol.43 : 正解といかに戦うか
『日本懐かしオーディオ大全』(辰巳出版)
- Vol.44 : はじめてのダイエット
『手書きの戦略論』(磯部光毅/宣伝会議)
- Vol.45 : チームを動かす
『偉大な指揮者に学ぶ 無知のリーダーシップ』(イタイ・タルガム/日経BP社)
- Vol.46 : 船酔い
『脳・心・人工知能 数理で脳を解き明かす』(甘利俊一/講談社ブルーバックス)
- Vol.47 : 1848年の大統領選挙
『ルイ・ボナパルトのブリュメール18日』(カール・マルクス/平凡社ライブラリー)
- Vol.48 : 仕事がつらい
『〆切本』(左右社)